桐光学園、昨年度全国4強・東海大相模撃破の法政二をシャットアウト 「4点取ったことよりも、0で抑えたことの方が大きい」
桐光学園イレブン
冷たい雨が降りしきる10月25日、第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選準々決勝がレモンガススタジアム平塚で行われ、桐光学園が第103回全国高校サッカー選手権4強の東海大相模を3回戦で撃破した法政二を4-0で下し準決勝に駒を進めた。
「先週(慶應義塾に1-0で勝利)、苦しんだんで。だから今日は立ち上がりから落ち着いて入れたと思います」。鈴木勝大監督の言葉どおり、序盤からチームは主導権を握る。立ち上がりの8分、エースのFW9西城大翔が相手DFの背後を突き、キーパーとの1対1を冷静に制して先制。初戦で得点を奪えなかった鬱憤を晴らすような一撃に、指揮官も「いい形で早い時間帯に点が取れたので、みんなが落ち着いてやれた」と頷いた。
この日の桐光学園は、守備から攻撃へという明確な哲学を貫いた。「いい守備からいい攻撃につなげていく」。そのテーマのもとで、前週の慶應義塾戦で“受けてしまった”反省を生かし、「捨て身で戦う」「情熱を持つ」「勢いで押し切る」ことを全員で再確認して臨んでいた。
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▽第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選
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