
桐光学園FW10倉持慶太が決勝ゴール
後半に入っても一進一退の攻防が続く。横浜創英の宮澤崇史監督は「後半はだいぶ頭からうちらしいサッカーができた」と試合の流れが変わりかけていたことを認める。しかし、その矢先の57分、試合が動いた。桐光学園が右サイドで横浜創英ビルドアップのボールを松岡が奪取すると、縦に走る西城へスルーパス。西城はワンタッチでゴール前にクロスに送るとキャプテンのFW10倉持慶太が泥臭く合わせて先制に成功する。「裏に抜け出したら、もう倉持が走り込んでるの見えたんで、うまくそこにボールを流すだけだった」と西城が語る通り、練習で積み重ねてきたコンビネーションが結実した瞬間だった。キャプテンの倉持は「相手と並走する形になったんですけど、絶対相手より先に触る強い気持ちで走り込んだ」と、キャプテンらしい執念のゴールを振り返る。何とか振り出しに戻したい横浜創英はここから猛攻に出るが、桐光学園はペナルティーエリア内で集中力を高く保ち続け、シュートを打たせずに1-0で勝利。4年ぶりの決勝進出を決めた。
▽第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選

