''細かいところをサボらなかった''日大藤沢が堅守と執念で桐蔭学園を下し決勝へ

MF8平島翔海(右)のゴールを喜ぶ日大藤沢イレブン
11月2日、UvanceとどろきスタジアムbyFujitsuで行われた第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選準決勝の第2試合は、2年ぶり8回目の選手権出場を目指す日大藤沢と、5年ぶり11回目の出場を狙う桐蔭学園の一戦となった。互いに県内屈指の実力を誇る名門同士の激突は、1点を争う緊迫の展開となり、56分に生まれた一撃が勝負を分けた。結果は1-0。日大藤沢が桐蔭学園を振り切り、決勝進出を決めた。
前半は互いに主導権を探りながらの展開が続いた。桐蔭学園は怪我明けのU-17日本代表のFW10瀬尾凌太を起点に縦への推進力を発揮し、前線での連係も鋭さを見せる。対する日大藤沢は、相手の速いテンポに押されながらも、最終ラインが集中を切らさずに対応。10分には右CKからDF2 内田尚寿が頭で合わせるも、相手GKの正面を突き先制ならず。27分にはMF8平島翔海のスルーパスにMF18山岡稜が抜け出したが、桐蔭学園の守護神GK12小島望益が飛び出し阻止。前半終了間際の40+1分には、CKのクリアボールを回収した桐蔭学園MF19吉本翼の強烈なミドルがポストを叩きゴール前に混戦が生まれるが、日大藤沢DF陣が身体を張ってゴールを死守。前半はスコアレスのまま折り返した。
▽第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選

