千葉経大附 vs 鎌ヶ谷

 スコアだけ見れば大勝だが、鎌ヶ谷の素早くかつタイトな守備にかなり手こずった。特に鎌ヶ谷の守護神GK12山本友喜がナイスセーブを連発。前半5分、千葉経済大附ペナルティエリア付近で直接FKのチャンスを迎えると、キッカーMF9金子が放った瞬間、蹴った本人も味方も見ている人たちの大半も決まったと思ったシュートを間一髪セーブ。その後も最終ラインを機敏に動かしながら、かつ果敢な飛び出しでゴールを守り続けた。

 サイドから中央からと攻め続ける千葉経済大附。それでもゴールが割れない。初戦の固さも相まって時間とともに焦りが出てくるもの。その焦りや動揺を鎌ヶ谷は狙っていたはず。しかし、そうした心の揺れが千葉経済大附イレブンからは感じられなかった。見せようとしなかったといったほうが正確かもしれない。

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▽第104回全国高校サッカー選手権千葉予選
第104回全国高校サッカー選手権千葉予選