
帝京大可児 vs 美濃加茂 (写真=森田将義)
7分には自陣でのボール奪取から右の加藤にボールを付けて、縦を突破。中へのクロスからMF10青木嘉宏(3年)がシュートを放ったが、枠を捉えることができない。それでも焦れずに決定機を作り続けると13分には左スローインを獲得。ゴール前を細かく繋いで青木が後ろに落とすと、最後は石川がシュートを決めて帝京大可児が先制した。
幸先の良いスタートを切ったが、リードは長く続かない。17分にはDF5藤田藍翔(2年)に打たれてCKを与えるとキッカーのMF8青山武尊(3年)が上げたゴール前にクロス。ニアのFW9長谷川結星(3年)にヘディングで決められ、同点に追い付かれたが、帝京大可児にとっては3年ぶりのプリンスリーグ東海を経験してきたプラスは大きい。
「プリンスの経験は大きい。相手の迫力が岐阜県とは違うし、勢いも凄い。決定力も高いので先制されて追い掛ける試合が多かった。それが毎週できたのは大きかった」と口にするMF7伊藤彰一(3年)はこう続ける。「プリンスでも追い掛ける展開が多かった。先に取られる試合、取られてもすぐに逆転される展開を経験してきたので、慣れていた。みんな焦らずに次取ろうと切り替えることができました」。
▽第104回全国高校サッカー選手権岐阜予選
第104回全国高校サッカー選手権岐阜予選

