新田 vs 今治東中等教育学校

 その後、新田は3トップを中心に時間を使いながらゴールを脅かす賢いフットボールを継続。対する今治東も終盤はサイドクロスを用いた分厚い攻撃を仕掛け、同点ゴールにあと一歩まで迫るが、再三再四となるGK1奥村の好セーブもあり、スコアは最後まで動くことなく1-0。タイムアップの笛が鳴った瞬間、22人が倒れこんだことが、両校死力を尽くしたことを物語っていた。

「もう去年のような悔しい想いはしたくない」と決意を述べたのは栗林コーチをはじめ、昨年、愛媛県大会決勝戦で松山北に延長・PK戦で涙を呑んだ新田の心は1つ。彼らの決勝戦でのミッションは、準決勝同様に自分たちのフットボールを展開した上で、帝京第五を破って選手権切符を手にすることだ。

 

(文・写真=編集部)

     


▽第104回全国高校サッカー選手権愛媛予選
第104回全国高校サッカー選手権愛媛予選