歓喜の大津イレブン

　その後は互いにミスを修正し、こう着した展開となとなる中で大津が高いラインから個とプレスで相手を押し込み、前橋育英が山西をターゲットに大津の裏を狙う展開が続く。試合の明暗を分けたのは後半50分のシーン。大津がFKを得た中で、前橋育英の選手がレガースを固定するためにピッチを離れた隙を突くように福島悠士がゴールを奪うと、58分にも大津はCKから有村颯汰が追加点。

　点差が開き、完全に後手に回った前橋育英に対して大津は69分に松岡凛、78分には岩﨑天利がダメ押し弾を決めて6-1。終盤に前橋育英もやや押し返したが、竹ノ谷優駕スベティ、白井誠也ら主軸が今一つ力を発揮できないまま試合を終了した。

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