京都橘 vs 洛東(写真=雨堤俊祐)

 6分、京都橘はCKのこぼれ球をMF佐々木唯虎(1年)がミドルシュートを放ち、9分には同じくCKからDF森脩人が頭であわせるが、枠をとらえない。15分には中盤の佐々木が縦パスを送り、相手DFの間で受けた永井瞭太郎がシュートまで持ち込むが、GK島成輝にセーブされる。16分に左サイドからのクロスを永井が頭であわせるが、相手DFに挟み込まれる苦しい体勢でミートせず。18分には攻め上がった森脩が強烈なミドルシュートを放ったが、ここもGK島がなんとか弾く。その後も攻撃のターンが続くが、人数をかけて守る相手に手を焼く時間が続く。洛東は守備に人数を割いた分、攻撃に転じたときに前線や中盤に人数が少なくボールを前に運ぶことに苦労し、守備の時間が続いたが、まずは失点しないというゲームプランを遂行。集中力を切らさずに耐え続ける。

 スコアレスで前半終了かと思われた39分、京都橘の攻勢が実る。右サイドから井上大暉の投げたロングスローを、ゴール前で泉劉心が押し込んで先制点をあげる。直後の40分、今度は左サイドからMF上田逸生がクロスをあげると、GK島が飛び出したがボールに触れず、その先にいた永井がヘッドで決めて、2-0で前半を折り返した。

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▽第104回全国高校サッカー選手権京都予選
第104回全国高校サッカー選手権京都予選