北星大附 vs 北海

　原点回帰で、ドーム切符をつかんだ。高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2025 北海道の序盤戦は、セットプレーからの得点と堅守で勝ち点を奪ったが、8月下旬のリーグ再開以降は流れからの得点を狙い過ぎ、相手に先手を取られる戦いが増え、最終順位は3位に終わった。「北海は昔から『セットプレーで点が取れなくなると、失点が多くなる』と言われています。その通りになってしまいました」とFW野澤は言う。

　今大会に向けては、セットプレーからのボールをAチームとBチームが本気で奪い合う実戦さながらのトレーニングを積んだ。今大会2試合3ゴールと、エースの仕事をこなすFW野澤も、一時は「Bチームに落ちて、悔しい思いをした」という。185センチと高い身長を生かしきれずにいたDF西垣も、プリンスリーグ終盤のセットプレーからの得点で自信を取り戻し、この日の勝利を決定づける3点目につなげた。「全員が本気でセットプレーに向き合い、仲間同士で厳しく言い合い、成長することができました」と胸を張った。

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