浦和学院は77分にも、ボックス右ゴールライン際からFW26島藤然(2年)がマイナスに出したラストパスをゴール前で受けた平昭が「何本も外してたのであれは決めないとと思って」と確実にゴールに流し込み、ダメ押しの3点目。このまま試合は終了し、浦和学院が初戦を突破した。

 この日の大宮南はメンバーの4人が大学入試と重なってしまい、ケガ人も出てしまったことで、普段は中盤のキャプテンMF10鍋谷航琉(3年)がDFとして出場するなど、試合の入りが不安定になってしまったが、その序盤で浦和学院が先制ゴールをしっかり決めた。

 試合後「あの点が大きかった」と本田の先制ゴールで硬さが取れて楽になったと振り返ったのは浦和学院の川上耕平監督。選手権初戦特有の緊張感で硬さがある中で先制ゴールが大きな意味をもった。

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▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選