不動岡は6得点・無失点で15大会ぶりに1次予選を勝ち抜き、1回戦ではU-18埼玉県リーグ3部(S3)の早大本庄との接戦を2-1で制するなど、勢いをもって2回戦に進んできた。4-2-3-1の陣形を取り、1回戦で決勝点をアシストした主将で右SBの木村昴誠(3年)が積極的に高い位置をキープし、機を見て攻撃参加。CB長谷川舜之助(3年)を軸とした守備陣は、相手のシュートに体を素早く預けてブロックするなど、中盤戦までは粘り強く応対していた。しかし先制されてからはマークがやや甘くなり、短い時間に3失点してしまった。前半は崩しの形をつくれず、シュートを打てなかった。

 国際学院は後半を迎えても攻撃の手を緩めず、開始40秒あまりで追加点を奪う。

 左SB堀谷一貴(3年)のパスを受けた松本が左から軽快なドリブルで運び、逆サイドに正確なシュートを蹴り込んだ。この4点目で勝敗がほぼ決すると、次々にフレッシュな選手を送り込んでいった。

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▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選