1、2回戦で13得点・無失点という素晴らしい数字でベスト16入りした国際学院の酒井宏治監督は、「トーナメント戦は何が起こるか分からないので、どんなチームが相手でも自分たちのやり方を変えずに戦っているだけです」と謙遜すると、「去年のメンバーが大勢残っていますが、ひと夏越して3年生の質がぐっと高まったことが好調の要因だと思います」と説明する。

“汗をかく”選手が目に付くが、これも強さの源なのかもしれない。酒井監督にチームの特長を尋ねると、「個で攻め、個で守れるチームではないので、全員で粘り強く攻めて粘り強く守るのがカラーです」と即答した。

昨年からボランチのレギュラーだった2得点した松本も、「全員で戦うのがうちのサッカーです。今年は技術の高い選手が多いのでそれも武器になっている」と話し、8強を懸けた次の武南戦については「選手権は何が起こるか予想がつかないと思う。格上だが自分たちの力を信じて臨みたい」と意欲を示す。

【次のページ】 決勝トーナメント2回戦 不動岡 vs 国際学院(6)

▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選