4-2-3-1の武南は、右の関口海龍(3年)と左の渡辺悠(2年)の両アウトサイドが外からスピード豊かに突破。関口は力強いドリブルで、渡辺は軽やかなステップで敵陣に進出した。主将の平野琉斗(3年)と小山一絆(2年)で形成するボランチが、長短のパスとドリブルで攻撃の中継基地となり、トップ下の有川達琉(3年)も加わって多彩なアタックを展開した。
武南は前半12分、右SB滝沢大輔(3年)の好クロスから1トップの藤森隼叶(3年)が右足で打ったが、わずかに左へ外れる。25分にも滝沢の右からの鋭い最終パスに有川が合わせたが、惜しくもバーを通過。この1分後にも渡辺が左から持ち込んで決定的なシュートを放ったが、GK齋藤晄大(3年)の好守に阻まれ先制機を逃していた。
しかし27分に待望の先制点をものにする。CB田村大地(3年)が前線に放った勢いのある縦パスが国際学院の守備ラインを破り、抜け出した藤本が右足で蹴り込んだ。
▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選

