藤森は今大会直前までセカンドチームに属し、U-18埼玉県リーグ2部（S2）を戦っていたが、S2を指揮する古市元喜コーチの推薦でトップチームに昇格。「トップでの先発は初めてなので（アピールするためにも）絶対に点を取ろうと思ってピッチに入りました。2点も取れてめちゃくちゃうれしいです」と満面の笑みで答えた。
2年生のエースFW塚田恵斗が大けがを負い、今大会の登録メンバーから漏れた。「塚田への思いも込めてしっかりプレーできた」と後輩をいたわると、「ボールを収めるのが自分の持ち味です。準々決勝で対戦する西武台は手ごわいけど、自分のゴールでチームを次のステージ（準決勝）に連れて行きたい」と並々ならぬ決意を示した。
際どい試合をものにした武南の内野慎一郎監督は、「難しいゲームになるだろうとは思っていましたが、どんな状況でも安定した内容で戦えないといけない」と満足というより、8強入りにホッとした様子だった。
▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
