
三島北FW9椙山凛勺が2ゴールの活躍
14分、中央でボールを受けたMF7立林太陽がスルーパスを送り込むと、FW9椙山凛勺が冷静にGKとの1対1を制して同点ゴール。さらに飲水後の24分、ゴール前のルーズボールをMF6大塚泰成が押し込み、逆転に成功する。「いいスルーパスが来たんで冷静に決められた」と振り返る椙山の一撃は、チームを勢いづけた。直後の25分には再び椙山がネットを揺らし、あっという間に3-1。試合をひっくり返した三島北は、雨音すら味方にするかのようにリズムをつかんでいった。
「点を取ったら波に乗れるチーム」。キャプテン藤田の言葉通り、ゴールを境に三島のプレーは研ぎ澄まされていく。椙山は「練習でやってきた崩しの形が出せた」と手応えを語り、ピッチ上ではボールをつなぐ意識とアグレッシブな守備が噛み合った。前線で粘る動きに呼応して後方も押し上げ、星陵の攻撃を受け止めながら追加点を狙い続けた。
▽第104回全国高校サッカー選手権静岡予選
第104回全国高校サッカー選手権静岡予選

