プレミアで磨いた”強度”を武器に 3連覇を目指す静岡学園が浜名を圧倒
静岡学園イレブン
10月26日、第104回全国高校サッカー選手権静岡予選決勝トーナメント1回戦が、一昨日から降り続く雨で蒸し暑さが立ち込める藤枝総合運動公園サッカー場で行われた。トーナメント初戦という緊張感が漂う中、藤枝東以来、県内史上2校目となる3年連続の全国出場を目指す静岡学園は高円宮杯U-18サッカーリーグ2025プレミアリーグWESTで培った”強度”を武器に、浜名を4-0で危なげなく下した。「初戦って難しいんだけど、メンタルで不安定な選手は見えなかった」。川口修監督の言葉には、この日のチームの充実ぶりへの確かな手応えが滲んでいた。
試合が動いたのは6分。左サイドからのMF11前田一樹のCKにDF3吉田俐軌が頭で合わせてネットを揺らす。「セットプレーが唯一と言っていいぐらい決められるチャンスなので、チームの中で一番強い気持ちを持って取り組みました」。先制点を決めた吉田の言葉には、この1点にかけた執念が込められていた。「トーナメントはセットプレーが重要。1本決められたので、選手たちも心のゆとりができた」と川口監督。キャプテンのMF8四海星南も「初戦の緊張もあったけど、セットプレーで1点取れたのはすごくよかった」と振り返る。
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▽第104回全国高校サッカー選手権静岡予選
第104回全国高校サッカー選手権静岡予選