日大三島 vs 藤枝明誠

　追いつかれた日大三島も粘り強い。24分、右サイドからの攻撃でこぼれ球をMF11森翔太郎がシュートするがGKに阻まれ、直後のCKもFW9木部颯真のヘディングがGK正面。しかし藤枝明誠は、ここで準備してきた武器を抜く。

　31分、右からのCK。ファーサイドでDF16鵜飼亨真がヘディングで折り返すと、ゴール前は再び混戦に。最後はDF17山本陸駆が押し込み逆転に成功する。「折り返してからシュートっていうのを狙っていた」と山本（陸）が振り返るように、これは大会直前のつま恋での合宿で徹底的に練り上げたセットプレーのパターンだった。「コーチ陣が時間をかけてやってくれた」と松本安司監督が認めるように、合宿の成果がゴールにつながった。試合は藤枝明誠が1点リードのまま折り返した。

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