後半に入ると試合は一気に動き出す。45分、右サイドからMF28芝吹逢翔(2年)が放り込んだボールがGKの頭上を越えてゴール方向へ。ゴールポストに当たってわずかに外れたものの、スタジアムがどよめく惜しい場面となった。直後には日章学園もFW9秋鷹青社(1年)が右足で対角線へシュートを放つが、ボールはポストに当たって跳ね返り、ゴールには届かない。

 それでも62分、ついに均衡が破れる。日章学園がDF2柴尾大夢(2年)のロングスローから吉崎が頭でそらし、サイドネットを揺らして待望の先制点を挙げる。勢いに乗った日章学園は79分に左サイドでMF24重松虎之介(2年)がテクニックを発揮して突破し、クロスを供給。吉崎が左足で落としたボールに秋鷹が素早く反応し、ゴールに押し込んで追加点。勝利を大きく手繰り寄せた。

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▽第104回全国高校サッカー選手権宮崎予選
第104回全国高校サッカー選手権宮崎予選