那覇西、創部4年目の新鋭・鹿島朝日を延長で下し2年連続全国へ
那覇西集合写真
第104回全国高校サッカー選手権沖縄予選の決勝が11月8日、沖縄県総合運動公園陸上競技場で行われた。照りつける太陽の下、気温30度のコンディションの中で行われた頂上決戦は、延長戦の末に那覇西が3-1でFC琉球高等学院鹿島朝日高(以下、鹿島朝日)を下し、2年連続19度目の全国大会出場を決めた。創部わずか4年の鹿島朝日は、広域通信制高校の鹿島朝日高校と提携し、JリーグクラブのFC琉球が設立した通信制の高校。今回初の決勝進出で、伝統校・那覇西に果敢に挑んだが涙をのんだ。
立ち上がり、試合の主導権を握ったのは鹿島朝日だった。落ち着いたボール回しで物怖じしない姿勢を見せる。前半9分、左CKのチャンスで彼らが選択したのは、練り上げてきたショートコーナーだった。キッカーの大瀧幹(2年)が短く出すと、比嘉翔瑛(3年)が巧みにスルー。ボックス内に走り込んだ喜久山レオ(3年)がワンタッチで左ポケットへパスを通すと、そこに進入していたのは大瀧。角度のない位置から右足を振り抜くと、ボールは美しい弾道を描いてゴール右ネットを揺らした。
▽第104回全国高校サッカー選手権沖縄予選
第104回全国高校サッカー選手権沖縄予選