「彼らがチームに力を与えてくれた」 仲間二人を相次ぎ亡くした奈良育英がPK戦の末に矢板中央を下し初戦突破
奈良育英イレブン
12月29日、第104回全国高校サッカー選手権の1回戦が、会場のひとつであるゼットエーオリプリスタジアム(千葉)で行われた。
第1試合は3年連続15回目の矢板中央(栃木)と5年連続18回目の奈良育英(奈良)が激突。いわゆる選手権の常連対決だった。
追いつ追われつのシーソーゲームは2-2からPK戦の末、奈良育英が勝利を手繰り寄せた。「PKのキッカーや順番は選手たちに一任した」と語る梶村卓監督は、激闘を、こう振り返る。
「5年連続で選手権に出場していますが、しばらく初戦を突破できていなかったので、“まずは1勝”を目標にしていました。PK戦になったとき、選手たちには“1本に集中して自信をもってけってくれたら”と伝えました」
第104回全国高校サッカー選手権