
海城vs武蔵野
それでも海城は持ちこたえた。DF4國友は「全員が高い強度でプレーできました」と無失点の要因を語った。
チームが守備の意識が強くなったのは選手権敗退がキッカケとなった。1次予選を勝ち抜いた海城は2次予選の1回戦で正則学園に1-4で敗れた。その後、新チームの主将となったMF10山口は「チャンレンジ&カバーをもっと意識を高くやっていこうとみんなに伝えました。加えて球際がまだまだ足りないので重点的に練習しました」と守備の再構築に着手した。
どれだけできたのかを試すため、練習試合を頻繁に行った。しかも実力的に格上のチームとのトレーニングマッチを重ねた。できたところを確認し課題を修正していく作業を続けた。しかし結果は連敗続き。海城の井上真一監督は「なかなかうまくいかないこともありました。(格上の)相手にどれだけ力を発揮できるか。負けることで気付くこともありますから」とチームを見守った。それでも思うような成果が出ず、チーム全体に迷いが生じ、いまひとつ練習に身が入らない時期もあったそうだ。
▽令和7年度東京新人戦(新人選手権大会)
令和7年度東京新人戦(新人選手権大会)

