大勝あり。接戦あり。完封ありのこの大会。それでも勝ちあがれたのはこの1年、様々な困難を乗り越えた成果と言える。

 台所事情は苦しかった。中心であるDF10竹内やMF7深谷は名古屋U-18やアンダーカテゴリーの代表に招集され、不在の試合があり、さらにケガによる長期離脱が相次いだ。そのためリーグや大会では思うような戦績を残せなかった。

「不測の事態でもやっていくしかありませんでした。そのなかで選手たちは逞しくなりました」と小山監督。

 思わぬ外的要因にもチームは負けなかった。名古屋U-15は技巧派集団。急遽のコンバートにも対応。プレーの幅は広がり、複数のポジションをこなせるようになった。

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▽第37回全日本U-15 サッカー選手権大会
第37回全日本U-15 サッカー選手権大会