米子北 vs アルビレックス新潟U-18

「ここに来て安定感が出てきた」と城市監督が評する熊野とDF藤原大空(3年)のコンビがゴール前で体を張って無失点を継続していたが、22分には右サイドを抜けた石山のパスから井本がゴール。そのまま前後半の90分を終えて、延長戦を迎えることになった。

 ここでヒーローとなったのは、MF11石飛五光(3年)だ。スタートは右サイドハーフとしてプレーしていたが、俊足を生かすため後半半ばから前線へと配置転換。すると延長前半2分には自陣からのロングボールが相手DFの背後へ。フリーで抜け出した石飛がGKとの1対1に持ち込むと落ち着いてゴールに流し込んで勝ち越しに成功。このゴールが決勝点となり、2-1で勝利した米子北が2024年以来となるプレミアリーグ昇格を果たした。

 苦しい時期を乗り越えつかみ取ったプレミア昇格の価値は大きい。「今は最高のコンディションにある」と胸を張るのは浜梶で、間近に迫った選手権に向けても弾みがつくのは間違いない。  

(文・写真=森田将義)

▽高円宮杯U-18サッカーリーグ2025プレミアリーグプレーオフ(参入戦)部
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