この日の静岡学園は、前日の3回戦で浮き彫りになった停滞感に対し、序盤からボールを動かし、テンポを変えることを徹底した。指揮を執った齊藤興龍部長は「動かさないと隙間が出てこない。意図的に作り出せた」と振り返り、キャプテンの足立も「昨日の課題を全部ぶつけようと話した。それが体現できた」と胸を張る。1ゴール1アシストの加集も「最初のゴールが今日やろうとしたつながりのある形だった」と手応えを口にした。

 大量得点に終わった一方で、選手たちは満足していない。加集が「選手1人1人の能力はまだ足りていない。チーム力で戦って、日々の練習と試合で1人1人自分の課題と向き合ってやっていく」という言葉が示す通り、この80分は完成ではなく通過点だ。

 この日の勝利で、静岡学園は新人戦3連覇まであと2勝とした。

(文・写真=西山和広) 

▽令和7年度静岡新人戦(新人選手権大会)
令和7年度静岡新人戦(新人選手権大会)