苦戦を強いられた水口も後半途中からは攻撃が機能。「ハーフタイムは夘田先生に『ビビらず自分たちのサッカーにチャレンジしろ』と言われた。一人ひとりが水口らしく狭い局面を作って、パスを繋げて、ラストパスを出せるようになった」(丸野)。後半29分にはMF41酒井翔生(2年)のクサビを受けたMF奥野陸斗(1年)がゴール前を仕掛けて1点を返すと、勢いに乗って同点に追い付きたかったが、以降は続かず。試合終了間際の35+1分にはMF20森山碧海(1年)のパスから、途中出場のFW8福本大眞(2年)にゴールを決められ、3-1で草津東が勝利した。

 草津東が狙いとする自陣からのパスサッカーができなくても白星をつかみ取った価値は大きい。1点目のようなリスタートからの得点は今年の強み。また、3点目のように交代で入った選手が活躍できるの特徴で、そうした良さが出た試合と言えるだろう。「前の試合とはメンバーが代わっていて、一人怪我しても良い選手が入ってくるし、怪我した選手が治って帰ってきてもスタメンに戻れないこともある。去年のチームに比べたら競争は激しい」(澤井)。

 昨シーズン無冠に終わった草津東はこの大会にかける思いは強い。「この新人戦だけでなく、リーグ戦も含めて全部の大会でタイトルを取って、全国でも勝ち進めるようなチームにしていきたい」と話すのは澤井で、新人戦優勝で弾みをつけ、タイトル独占を狙う。

(文・写真=森田将義) 

▽令和7年度滋賀新人戦(新人選手権大会)
令和7年度滋賀新人戦(新人選手権大会)