北照 vs 帯広北

 1点を追いかける展開となった北照だが、前半は得意とする速いパス回しによる崩しが思うように決まらず、決定的なチャンスが作れない。お互いに中盤でボールを蹴り合うポゼッションのはっきりとしない状態が続き、そのままハーフタイムを迎えた。

 後半は序盤からホームの北照が攻勢をしかけた。スピードもキープ力もあり、ドリブル突破もできる左サイドバックのDF遠藤煌心(こうしん、3年)を、まずは右MFの位置に上げ、攻撃の圧力を強めた。さらに後半23分に右MFが本職のMF田中挨琉(あいる、2年)がピッチに入ると、遠藤はFWの位置まで上がり、帯広北高ディフェンスにプレッシャーをかけた。

 敵陣でのプレーが圧倒的に増えてきた後半25分。短く速くパスをつないで相手ゴール前に混戦状態を作り出すと、まずはMF田中がシュート。相手GKに当たって跳ね返ってきたボールを、DF遠藤がスライディングしながら左足で押し込み、ようやく追いついた。北照の武藤崇志監督は、「試合に使えないほどの状態ではありませんが、遠藤は(足の筋肉の)痛みがありそうだったので、守備の負担を減らす意味もあって前線で使ってみました。うまくはまってくれました」と、同点のシーンを振り返った。

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