北海イレブン

 北海は前半だけで8本のシュートを放つも、北照の粘り強いディフェンスに当たってコースが変わったり、弾き返されたりして、枠をとらえきれない。一方の北照は、U-18フットサル日本代表候補合宿から戻ったばかりの左サイドバックDF遠藤煌心(こうしん、3年)への強いプレッシャーを逆手に取り、右サイドで多くボールを回すなどして北海に足を使わせ、チャンスが来るのを待った。

 次に試合が動いたのは、両チームとも疲労の色が見え始めた後半20分だった。圧力のやや弱まったスキを突いてDF遠藤が左サイドを駆け上がり、速いグラウンダーのクロスを中央に供給。FW木村尚之祐(3年)がゴール前で触って角度の変わったボールを、右から走り込んできたMF田中挨琉(あいる、2年)が豪快に決めて勝ち越した。今季プリンスリーグでチームNO・1の3得点目を挙げたMF田中は「いつも『決めないと、決めないと』、と思って突っ込んだら、いいところに(ボールが)転がってきます」と会心の表情で決勝ゴールを振り返った。4分後には、ペナルティエリア手前約5mの位置からのFKを、右センターバックのDF品野陸斗(3年)が右足で相手ゴール中央の上部に直接突き刺し、ダメを押した。DF品野は「コースとキーパーの位置を見て蹴りました。イメージ通りです」と胸を張った。

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