暁星高等学校 vs 日体大荏原

 暁星は日体大荏原の変幻自在なパスワークに守備の時間が続いたが、33分には左サイドからDF5松本将彦のFKのこぼれ球をMF7鈴木理太が狙うなど反撃の芽も見せた。しかし38分、相手陣内でボールを奪ったMF21清水蓮が素早く左足を振り抜いて3点目。「監督やコーチからいつも『最後はシュートで終われ』と言われている。「あの場面もそれが出た」と語る清水は、長野から寮生として荏原の門を叩いた1年生。公式戦デビュー戦でいきなり結果を残した。

 後半に入ると、暁星が意地を見せる。45分、自陣でボールを奪うとカウンターから松本のスルーパスに抜け出したFW10河井啓晃がGKとの1対1を冷静に流し込み1点を返した。だが49分、日体大荏原はすぐさま突き放す。野末が中央から左サイドへ展開。キャプテンのDF8高野康平がドリブルで仕掛けてクロスを送ると、ファーに走り込んだFW9望月駿がダイレクトで合わせて4点目。「目が合って、信じて走り込んだらいいボールが来た。あとは当てるだけでした」と望月。普段から練習後に2人でこなすという何気ないクロス練習が、公式戦の舞台で実を結んだ瞬間だった。以降も日体大荏原が主導権を握り攻勢を続けたが、暁星も71分に河井がカットインシュートを放つなど最後までゴールを狙い続け、試合はそのまま4-1で終了した。

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▽令和8年度関東記念大会東京予選
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