慶應義塾 vs 横浜創英

 後半に入っても慶應義塾が主導権を握り続ける。53分、中央からMF6松本拓真の展開から右ポケットに走り込んだMF13大枝篤弥がシュート。GK田中の手をかすめたボールは右ポストに当たりながらもゴールに吸い込まれ追加点。「前半のミスを踏まえて、ボールだけを見てミートすることを意識した」と修正力を見せた。さらに68分には河島が右サイドを崩して中央へラストパス。これを青木が右足で押し込み3点目。「(河島)礼央がほぼ決めてくれたような形」と話した通り、連動した攻撃で試合を決定づけた。一方の横浜創英もサイド攻撃を軸に反撃を試みたが、慶應義塾の集中した守備に阻まれ最後までゴールを奪えなかった。

 この日、目を引いたのは慶應義塾の徹底した守備と切り替えの速さだ。大方貴裕監督は「前からのプレスとセカンドボールの回収を徹底した」と語り、相手の強みである左利きの岡のカットインにも組織的に対応した。最終ラインのDF4守谷慈瑛も「絶対に失点しないという意識で声を切らさず守れた」と振り返るように、センターバックとGK、ボランチが連動し決定機を作らせなかったことが完封につながった。攻撃陣も「守備から入る」という共通認識のもと、奪った瞬間にゴールへ向かう意識を貫き、効率よく3得点を積み上げた。

【次のページ】 準決勝 慶應義塾 vs 横浜創英(3)

▽令和8年度関東記念大会神奈川予選
令和8年度関東記念大会神奈川予選