日章学園 vs 富山第一

 「相手のボランチ2枚に抑えられた感覚が強い。まだまだ足りない」と富山第一の岩田が振り返ったように以降は吉崎とMF8谷恭輔(3年)の2人が中盤での攻防で勝利し、セカンドボールの回収から攻撃に転じていく。

 23分には右から中央に入ったボールを大平がPAに落とし、交代で入ったばかりの秋鷹が抜け出しからシュートに持ち込んだが、GK21大坪佑誓(2年)がビッグセーブ。こぼれを狙ったMF13重松虎之介(3年)のシュートも枠外となった。24分には右サイドでMF11武藤蒼大(3年)が粘って上げたボールを吉崎がヘディングで合わせたが、クロスバーに当たってゴールの上へ。

 このまま同点で前後半を終えるかと思われたが、35分には重松が左サイドからクロスを上げると大平が競ったこぼれ球がゴール前に落下。拾った秋鷹が落ち着いて決めて、1-0で勝利した。

 「誰が出ても良い」と原監督が口にするようにここに来て今年の日章学園の売りである選手層の厚みが生きている。全国大会を3試合経験したことで、より厚くなった感すらあるのは心強い。「ここに来てほとんどの選手が使えているので層がより厚くなる。こういう大舞台で試合に出る、出ないというのは大きな財産になると思う。次が4試合目ですが、5試合、6試合とできるように全力で頑張りたい」(原監督)。この日の勝利でインターハイの最高成績であるベスト8に並んだ。あとは一つひとつ新たな歴史の扉を開けていくだけだ。

(文・写真=森田将義)

▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)