「PK戦まで行けば絶対に自分たちは負けないという自信があった」(知念)

 接戦をものにしてきた今大会を通じて、彼らは揺るぎない自信とメンタリティを深めていた。先攻のKBCが次々とキックを成功させる一方、後攻・前原の3人目が惜しくも枠を外れる。4対3で迎えたKBCの5人目。決めれば初優勝となるこの重大な一本を任されたのは、チームを牽引してきた唯一の3年生、知念だった。

「自分がキャプテンとして、絶対に優勝させてやろうという思いだった」。その強い決意を乗せたシュートがゴールネットを揺らした。

 最後まで走り抜いた両チームの健闘に惜しみない拍手が送られる中、創部10年目のチームが見事に沖縄の頂点に立った。彼らの熱い視線はすでに、初めて挑む夏の全国大会、そしてその先へと力強く向けられている。

(文・写真=仲本兼進)

▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)沖縄予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)沖縄予選