奈良育英vs 香芝

 奈良育英に待望の得点が生まれたのは、試合終了間際のこと。後半15分の飲水タイムを挟んで、更に圧を強めた奈良育英は、田中の右サイドからのクロスを、ファーサイドに飛び込んだMF岡本航結(2年)が頭で押し込み先制ゴール。2分後には、投入時に梶村監督から「点を決めてこい」と言って送り出された坂本が相手DFラインの背後を取ると、GKとの1対1を、冷静なループシュートで制して追加点。勝負を決めた。

 新たにエースナンバーを背負った坂本が試合を決定づけた。前年のチームで10番を背負っていた森嶋大琥さんは、昨年7月に白血病で亡くなった。チームは運営の許可を取り、全国総体や全国選手権でも森嶋さんを10番として登録し続けた。新チームでその後を継ぐことになった坂本は「うれしかったです。ただプレッシャーはありました」。森嶋さんからは「お前が来年、主役になれ」と声をかけられていたといい、想いがこもったゴールに「自分で試合を決められて良かった」と、笑顔で語った。

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▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)奈良予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)奈良予選