一方、望月も攻撃をけん引した。前半10分の決定機ではポスト直撃。「自分のところで決め切れなかった」と悔しさを口にしたが、終盤にPKを沈めて仕事を果たした。後半は清水東の圧力に苦しんだものの、「途中からテンポ良くサイド攻撃ができた」と修正力も示した。憧れの選手にネイマールとクリスティアーノ・ロナウドの名前を挙げ、「仕掛ける遊び心を持ちながら、自分で剥がせるところを見せたい」と胸を張った。

 試合後、藤枝東の植松弘樹監督は「持たされるのではなく、自分たちからボールを動かしながら、もっとゴール前に人とボールを入れていきたい」と課題を口にした。それでも「苦しい試合の中で勝ち切れたことは大きい」と評価。キャプテンの川口も「前半で点を取れなかったことが苦しい展開につながった」としながら、「守備の1対1はかなりできている。あとは攻撃で崩し切る部分」と前を向いた。

 次戦の相手は、格上の富士市立を下し8強入りを果たした聖隷クリストファーだ。増田は「しっかりパスをつないで自分たちのサッカーを表現できれば。個人的にはサイドからのクロスやスルーパスで決めたい」と自信をにじませた。

(文・写真=西山和広)

▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選