
座間 vs 柏陽
後半、座間は1点を追う立場から積極的に前へ出てきた。しかし柏陽も黙ってはいない。ハーフタイムに「コーナーを積極的に取りに行け」と指示を受けていた選手たちは、後半立ち上がりから前への圧力を強めた。すると44分、DF16長谷川哲朗が右CKを蹴ると、GKが触ったボールがそのままゴールに吸い込まれ3-1。「本当は誰かに合わせるつもりだったが、運良く速いボールが入ってGKが取りこぼしてくれた」と長谷川は振り返ったが、ニアポストを狙った意図あるボールだったことは本人も明かした。リードが2点に広がり、座間は通し67分に左サイドからの崩しを試みるも実らず、69分のFKもポストをかすめて得点には至らなかった。
この試合のキーマンとなった川口は1ゴール1アシストの活躍。「自分がやらないといけないという気持ちで頑張った」と話した。また先制点のキャプテンの若旅は「普段の練習から球際・切り替え・ハードワークという3つの原則を意識してやってきた成果が出た」と胸を張った。長谷川も「1週間でヘディングを強化してきた練習が最後の接戦の場面で生きた」と成長を実感した様子だった。監督は「選手たちが必死に頑張ってくれた。走らせてきた甲斐があった」と目を細めた。
チームが掲げる目標はベスト16。「ここはあくまで通過点」(キャプテン・若旅)と選手たちはすでに前を向いている。立ち上がりの積極性と最後まで走り切る粘り強さ。この日見せた柏陽のスタイルが、県大会の舞台でどこまで通用するか
(文・写真=西山和広)
▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選

