
桐蔭学園 vs 市立橘
ハーフタイムで修正を加えた桐蔭学園。キャプテンのMF8高橋悠は「後半は裏に蹴って、相手陣地でビルドアップしようという展開にして、そこからハマっていった」と振り返る。後半に入ると吉本を中心にドリブルで仕掛ける場面が増え、試合の流れが変わった。そして60分、相手最終ラインでのパスをカットした吉本がドリブルでDFを交わし、「前半からカットインを警戒されていたので、縦を選んだ」と右足でクロス。このボールが相手DFに当たってゴールへ吸い込まれ、オウンゴールという形で桐蔭学園が先制した。「こういう時は自分たちの個に頼るべきだと思っていた。何か変化を起こしたかった」。吉本の冷静な判断が試合を動かした。
しかし試合はそこで終わらなかった。68分には吉本が起点となった速攻からMF5中田陸がGKと1対1を迎えたが、橘GK12清水大幹が好セーブ。77分には吉本の直接FKがポストをかすめた。「決定的な場面で2点目を取れないから、ゲームが難しくなる」と八城修監督が振り返るように、追加点を奪えないまま終盤へ。さらに73分に退場者を出し10人での戦いを強いられたが、80分に橘が放った強烈なミドルシュートをGK1小島望蒼が横っ飛びでセーブ。桐蔭学園が1点を守り切った。
「正直、思うようなゲームではなかった。でもトーナメントは勝たなければ終わる。そういう意味では最高の結果だったと思います」と八城監督。苦しみながらつかんだ2大会連続の全国切符だった。
▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選

