それでもなんとか勝てたのはDF陣を中心にした守りのおかげ。DF5山本悠真らとともに最終ラインを守り切ったDF4下妻悠真は「相手のカウンターは嫌でしたが、正面に立って対峙したり、足を伸ばしたシュートブロックやスライディングで止めることができました」と身体を張った守備が活きた。

 薄氷の勝利を得た豊島監督は「(次の試合に向け)今週1週間はしっかり仕上げないと、同じ苦しいゲームになります。泥臭くどんどん打っていかなければならない。きれいにやろうとしすぎるのが反省点のひとつ」とベスト8を見据えつつ、課題を挙げた。

 一方、敗れた拓大一高。今季、高円宮杯 JFA U-18 サッカーリーグ 東京(Tリーグ)ではT1リーグ(1部)の大成に対して拓大一高はT5リーグ(5部)。その大成を最後まで追い詰めたことを踏まえれば、かなり善戦したと言える。林雄大監督は「個の力の差、サッカー観、カテゴリーの違いが試合に出てしまいました。今回の大会を通じて力以上の結果が出ました。失うものは何もないので夏にむけ、もう一回、鍛えて選手権に臨みたい」と抱負を語った。

(文・写真=佐藤亮太) 

▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選