神村学園DF5大空星那(3年)が2アシストの活躍

 神村学園は40+1分にも大空のクロスに飛びこんんだMF10長友奏大(3年)が頭で合わせ3点目。相手にチャンスを与えることなく攻め続け、3点リードで前半を終えた。

 後半頭からMF8増田宗一郎(2年)を投入し、さらに攻勢を強めた神村学園は43分、左CKから不意を突いたショートコーナーでリスタート。パスを受けた伏原がそのまま中に切り込み右足で4点目を突き刺した。

 4点のビハインドを背負った出水中央も52分にDFの裏を取ったFW11一住連童夢(3年)がミドルレンジから初シュート。75分にはFW10山野空海(3年)が中央右を抜け出しGKと1対1を迎えたが、この決定機はGK1久保侑工(3年)に阻まれてしまう。

 FW9岡野網人(3年)のヘディングシュートがクロスバーに弾かれ、花城のFKもポストを叩くなど神村学園は後半も攻め続け、5点目こそ決まらなかったが相手にペースを譲ることなく完封勝利。万全の状態で中一日で行われる決勝戦に歩みを進めた。

▽神村学園 有村圭一郎監督
「今年は去年の質と量とは違うので、去年と同じようにはいかない。それがわかってるだけでも成長だと思います。連続でここ(決勝)に残ることが大事なので、先輩たちからよくずっと繋いできたと思います。我々が目標とされるチームになっても、相手の向かってくる姿勢に屈せず積み上げてきた。(福田師王の代表選出)はいい刺激になりますし、何が大事かって、この通過点を通ってそこに入っていく。日本のサッカーのためにやれる選手が増えていくことが大事。あくまでも高校サッカー選手権は通過点に過ぎなくて、ここにどんなマインドで取り組むか、責任をもってやりきるか、高校サッカーを満喫して楽しむか。そういうのを大事にして巣立っていった奴らだから、たかが一試合だけど大事だよねと。(選手権で)高校サッカーができるのは負けたらあと一試合だから満喫しろよと言いました」

▽神村学園 DF5大空星那(3年)
「3年間選手権優勝を目指してやってきて、まずは県大会で優勝することを目標にやっていたので、決勝に進めて嬉しいです。相手がめっちゃ引いてきたのでフリーで仕掛けられることが多くて、仕掛けてクロスからアシストできてよかった。最初はフリーだったのでそこから上げていたんですが、(跳ね返されていたので)仕掛けてポケットを取ってからクロスを上げました。失点が多いのが課題だったので、無失点でいけたことは良かった。(プロ内定選手としての)プレッシャーもありますし、警戒されているのもわかるので、そういうのもはじき返していきたい。見られ方も変わってメンタルも成長できた。インターハイでは悔しい思いをしたので、今度こそ選手権では全国を獲れるようにやっていきたい」

(文・写真=会田健司)