静岡西集合写真

 「守備から攻撃」を意識して戦った静岡西。藤岡巧監督は「相手の方が能力的には上」と認めながらも、1対1だけで対応するのではなく、チーム全体で守備を整えてきたことを勝因に挙げた。今週は雨で十分に練習できない日もあり、コンディション面でも厳しい状況だった。それでも「最後、気持ちを切らせず、ベンチもみんなで」と選手たちをたたえた。

 PKを止めたGK片瀬も「あそこで自分が止めれば、自分たちのペースにできる」と考えていたという。終盤も後ろから声を出し続け、「声を止めてしまったら負けにつながってしまう」とチームを鼓舞した。

 2点目を決めた永倉は「結構きつかった」と振り返りながら、「最後まで頑張ろう」と走り続けた。キャプテンのMF4出雲啓太も「今日はもうビビらず前からどんどん守備をしていきました」と話す。3年生にとって、負ければ終わる選手権。だからこそ最後までチーム全体で戦い続けた。

 次戦はシード校の焼津中央との対戦。「失うものも何もない。チャレンジャーの気持ちで」と静岡西の藤岡監督。昨年は3回戦で敗退したチームが、その先を目指して、まずは次戦に挑む。

(文・写真=西山和広)

▽第105回全国高校サッカー選手権静岡予選
第105回全国高校サッカー選手権静岡予選