ただ飲水タイム後の残り20分が良くなかった。MF13佐藤孝賢は「前半はセカンドボールをほぼ、回収できました」と振り返る一方「後半は相手が前線の枚数をかけてきたため、ボールが回収しきれず押し込まれて苦しい展開になりました」と話せば、DF5干鯛青空は「後半は守りの形がよくないまま終わってしまい、攻めきれずにカウンターを食うシーンが多くなりました。最後は集中も切れてしまい、攻められました」とそれぞれ反省を口にした。

 またキャプテンマークを巻いたDF2山中隼は「後半はやりたいことはできませんでした。もう少しシンプルにサイドからクロスをあげても良かったですし、早く追加点をとりたかった」と攻撃面での課題を挙げた。

 終盤ばたついた国分寺だが、淑徳巣鴨のシュート数を前後半の4本に抑えるなど、積極的守備が光った。

 10月11日に予定される2回戦に向け、DF2山中は「ゴール前の質を1週間であげるところまであげたいです。守備では裏への対応がよくなかったので精度をあげたい」と語った。

 その国分寺、都内有数の進学校ながら3年生は最後の大会となる選手権まで全うするのが伝統とのこと。この試合に懸ける気持ちが強いのだろうか、それともある種のノリなのか、3年生を中心に丸坊主を敢行。「やっているうちに楽しくなって」とDF5干鯛。

 これに効果があったのか、試合前、淑徳巣鴨ベンチから「誰が誰かがわからない」というつぶやきが聞こえた。

(文・写真=佐藤亮太)

▽第105回全国高校サッカー選手権東京予選
第105回全国高校サッカー選手権東京予選