
都立桜町vs駒込
3G1Aと全得点に絡んだMF9増田。1回戦の都立雪谷戦(6-0)では2G2Aと好調をキープ。しかし本人曰く、今週はあまり調子が上がらなかったとのこと。しかし「割り切っていままでやってきたことを出すだけ。自分とみんなを信じて、強みを活かしてやるだけ」と力強く語った。
終わってみれば、4-0の完勝だが、先制点から2点目までの時間が長かった。
理由のひとつに都立桜町の守備がある。早い段階で失点した都立桜町はより引き気味に守備を敷き、ペナルティエリア内に極力、入れさせないようにゴール前に人数をかけた。ショートパスで崩す駒込にとってはやりづらい。ボランチMF10奥窪は「相手が引いていた分、中央を使おうにもパスが引っかかったり、距離感が遠かったり、うまくいかないことが多かった」と話すなど簡単ではなかった。
加えて主将のGK1藤原彰士は「先制してから気が緩んでいたわけではないですが、球際に強くいけないように見えました。後半もその流れでそのままになってしまい追加点が入るまで緩い部分がありました」と指摘した。
ただ焦りはなかった。相手を完全に崩した2点目はイレブンに勢いをもたらせ、さらに豪快な3点目はMF9増田のある判断から生まれた。後半の飲水タイムの際、MF9 増田は味方を使って相手を崩そうにもチーム全体の攻撃の質が下がっていると感じた。そこで「スピードが武器。なので自分で行くとみんなに伝えました」と個人での打開を全面に出した。左サイドの単騎突破からのゴールはまさにその判断から生まれ、勝利をより引き寄せた。
各ポジションの連係とともに個人能力の高さを感じる駒込。9月19日に迎えるブロック決勝ではいかんなく、その力を発揮するだろう。
(文・写真=佐藤亮太)
▽第105回全国高校サッカー選手権東京予選1次予選
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