後半1分にファーストタッチで先制点を決め右腕を突き上げる徳島市立MF郡紘平
徳島市立、我慢の35分超え3年連続15回目のインターハイ出場!
昨年の新人戦から県総体・選手権。そして今年の新人戦と4大会連続県大会決勝戦で激突している徳島市立と鳴門。この間の勝者は鳴門・徳島市立・鳴門・徳島市立と星を分け合う中、まさに雌雄を決する徳島県高校総体サッカー競技(男子)の決勝戦が、6月6日(月)・13時より梅雨の晴れ間に恵まれた徳島市立競技場で開催された。
35分ハーフの前半、システムはお互い「4-4-2」のミラーゲームになる中、手の内を探り合う展開が続く。そして先に決定的チャンスをつかんだのは鳴門であった。
4月から就任した浅野 誠仁監督が「総体での試合も見てイメージ通りに戦えた」と語ったように、5月初旬にDFからFWにコンバートされた川畠 由依(3年)がサイドから攻め込み、中央に生まれたギャップをキープ力に優れるFW坂本一真(3年)らが突く作戦が奏功。前半26分には右サイドから坂本、川畠と細かくパスをつなぎ、最後は左サイドからゴール前に入り込んだMF山本日向(3年)がシュート。
これは徳島市立GK佐野雄亮(3年・主将)の足セーブに防がれたものの、スタメン11中6人が選手権1勝を経験した自信を35分間出し切った。