馬場が2発!前橋育英が明徳義塾を3-0で下し、2回戦へ

 第95回全国高校サッカー選手権1回戦「前橋育英(群馬県代表)vs明徳義塾(高知県代表)」が12月31日にフクダ電子アリーナで行われた。前回大会、共に8強の両チームの戦いは立ち上がりお互い寄せの早い、激しいボールの奪い合いの連続で試合は進んだ。

 徐々に前橋育英のFW24番人見大地(3年)に長いボールが収まり出すと、前半19分 自らシュート、前半23分には10番 飯島陸(2年)にパスを送りシュートを放つが得点は奪えない。明徳義塾もFW9番竹内優太(3年)を中心にシュートを放つがゴールの枠をとらえる事ができない。

 すると前半38分、明徳義塾のDFから前橋育英の24番 人見大地(3年)が前線でボールを奪い、DFの裏にいいタイミングで抜け出した10番 飯島陸(2年)にパスを送り、右足で放ったシュートは1度ゴールキーパーに阻まれるも、こぼれ球を直ぐ左足で押し込み待望の先制点をあげる。そして前半は終了。

 後半に入ると前橋育英のFW18番 馬場拓哉が交代出場。すると7分後の後半13分、前橋育英の24番 人見大地がゴールキーパーからのロングボールをヘディングでDFラインの裏に流し、そこに走りこんだ18番馬場拓哉が右足で流し込んで前橋育英は2点目。さらに後半18分、右サイド後方から10番 飯島陸が前線に出したパスを18番馬場拓哉が反応し、GKが飛び出しシュートコースを消すも、左足でタイミング良くループシュートを放ち、途中交代ながらも2点目を決める。これで前橋育英は3点目。明徳義塾も何度かカウンターからサイドにいい展開をするが前橋育英の戻りの速さで決定的なチャンスを作れない。

 このままスコアは動かず試合終了。前橋育英は3-0の快勝で2回戦へ駒を進めた。次戦は1月2日に京都橘を下した市立船橋と激突する。

(文・松島弘明)