交代選手2人が結果を出した東福岡が3-0で鹿児島城西に勝利!

 第95回全国高校サッカー選手権大会3回戦、等々力競技場で東福岡(福岡)と鹿児島城西(鹿児島)の九州対決が実現した。

 初戦では得点を奪うのに時間を要した東福岡はこの試合ではいきなりゲームを動かすことに成功する。1分に7番MF青木駿が相手陣の左サイドライン際でサイドチェンジのボールを胸トラップし、得意の左でクロスを上げる。美しく弧を描いたボールはDFの頭上を越えファーサイドで待つFW9番藤井一輝の元へ。藤井一輝が頭でゴール左に沈め先制点。藤井一輝の「駿は味方が欲しいタイミング欲しいボールをくれるのでほんとにやりやすい」の言葉通り2人の関係でゴールネットを揺らした。再開キックオフ後も東福岡はリスクマネージメントを徹底し、出足の早い守備で鹿児島城西にチャンスを作らせない。それでも鹿児島城西もロングボールからチャンスを作る。右サイドでボールを受けた11番FW真田颯がカットインからシュートまで持ち込む。これはGKの正面に。対する東福岡は16分右からのクロスに10番MF藤川虎太郎が合わせるがDFブロック。続けてこぼれ球に藤井一輝が反応しシュートはゴール上へ。東福岡はセットプレーでも11番MF高江麗央の高精度のキックで更にチャンスを演出する。鹿児島城西にチャンスが訪れたのは31分スルーパスに抜け出した11番FW眞田颯がPA内に進入し相手2人をかわしてシュートかと思われたが後ろからのタックルで転倒。しかし、プレーはそのまま続行され得点とはならず。

 東福岡は33分藤川、39分高江がチャンスを生かせず追加点を奪えぬまま前半は1-0で折り返す。後半も変わらず東福岡が主導権を握る。サイドから7番青木駿、18番MF福田からのクロスで鹿児島城西ゴールを脅かす。鹿児島城西もDF5番生駒仁、4番DF田實康人を中心にゴールを許さない。追加点が欲しい東福岡は交代策で攻撃のアクセントをつける。1-0のまま終盤、10番藤川虎太郎がバイタルエリアでためを作り右から追い越してくる17番MF濱田照平にボールを送るとワントラップから右足を振り抜いたボールはニアサイドに突き刺さり待望の追加点。攻めるしかない鹿児島城西が前がかりになったところを裏のスペースに抜け出した20番FW佐藤凌我がGKに倒されPK獲得。これを自ら沈めて3-0になったところで試合終了のホイッスル。交代選手2人が結果を出した東福岡は連覇に向けて1月5日に東海大仰星との準々決勝に臨む。

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