後半、都立保谷70番・永田駿のミドルシュートがゴールに突き刺さり、3点目。前半に引き続き開始早々の得点で、試合を有利に進めていく。
 しかし、時間が経つにつれ、前半良く出ていた都立保谷の声が大人しくなり、徐々に足が止まる場面が出てきた。それに対するように、都立豊島の体とプレーがゴールに向き始める。

 75分、右からの折り返しを都立豊島11番・相沢圭祐がヘディングであわせ、ゴール。遂に1点を返す。
 そこで都立保谷ベンチが動く。精力的に動き続けた10番・五十嵐彰大、9番・染谷聖人を下げ、74番、11番を入れる。この交代から都立保谷は裏を取り、そこへ縦の素早いパスを通す攻撃の形が見え始め、ペースを取り戻していく。

 流れが良いときは上手くいくもの。83分、右からのCK。ショートコーナーから70番・永田駿があげたセンタリングがそのままゴールへ。4点目をあげ、試合を決定付けた。その後も攻め続けた都立保谷。試合終了間際の都立豊島の粘りの波状攻撃もかわし切り、4対1で勝利を収めた。