T4リーグ第2節、都立豊島都立保谷の一戦が4月12日、駒沢第2球技場で行われた。ともに開幕を勝利で飾ったチーム。このまま勢いに乗っていきたいところだ。

 都立豊島のキックオフで始まった試合は、開始早々の落ち着かないうちから動く。都立豊島GKのハンドで都立保谷がPAギリギリ、右サイドからのFKを獲得。これを77番・小泉優太が直接決め、先制。
 その後も右サイドからの攻撃を中心に都立豊島DFを崩して形を作り出す都立保谷に対し、ややボールが足につかない様子の都立豊島。足元に来たボールをすぐに誰かへ回そうとパスを仕掛け、ボールを奪われてしまったり、味方との意思の疎通が出来なかったりする展開が続き、ベンチからは落ち着かせろという指示が飛ぶ。

 15分過ぎ、都立保谷9番・染谷聖人のパスを受けた60番が決定的なループシュートを放つが、都立豊島GKが腕一本でかき出す。この辺りから徐々にボールをキープできるようになってきた都立豊島。30分には18番が中央を切り裂きシュートを放つが、都立保谷の体を張ったディフェンスに阻まれる。続いて69番が1対1を作り出しシュートを放つが、都立保谷GKがファインセーブ。互いに譲れない戦い、集中力を見せる。

 だが、40分を過ぎたあたりから都立豊島の足とボールが止まり始める。そこを都立保谷は見逃さなかった。前半終了間際のゴール前、ぽっかり空いたスペースに都立保谷10番・五十嵐彰大が走りこむ。そこへ縦パスが通り、五十嵐彰大はDFを振り切り、GKをかわし、ゴール。都立保谷が欲しかった追加点を奪い、いい形で前半を終える。

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