23日、T4リーグAブロック第4節、三菱養和SCユース都立狛江の対戦が行われた。三菱養和SCユースはここまで5試合で24得点。特にここ3試合では22得点と圧倒的な攻撃力を誇っている。また、失点もここまで5。攻守ともに高い水準での戦いを見せている。
 一方の都立狛江はここまで4試合を戦い2勝。都立保谷國學院久我山(B)と上位チームに敗れているものの、第1節では2対1で東亜学園に。第6節は1対0で都立調布南に勝利。いずれも攻撃に耐え、後半、したたかに得点を決めて勝っている。この試合もロースコアのゲームに持ち込むことが出来るか。T4リーグ戦も気が付けば終盤。少しでもいい形で次へとつなぐための戦いは、三菱養和巣鴨グラウンドで19時にキックオフとなった。

 試合開始直後から三菱養和SCユース(B)は長短織り交ぜた縦パスを駆使し、都立狛江ゴールに迫る。都立狛江は10番・古林裕也を中心に三菱養和SCユース(B)陣内に攻め込むものの、寄せの速いディフェンスに捕まり、シュートまでたどり着くことが出来ない。

 そうこうしている間に、三菱養和SCユース(B)の圧力がどんどんと増してくる。18分には自陣での都立狛江の不用意なパスを三菱養和SCユース(B)9番がカット。縦パスを送り一気に12番・森田大喜がゴールへ迫るが、都立狛江3番が戻りギリギリでクリア。都立狛江は気を抜けない戦いが続く。

 そして26分、三菱養和SCユースがついに試合を動かす。10番・田口恵大が左から大きくサイドチェンジ。右サイドでボールを受けた7番・増田隆祐が綺麗に折り返すミドルシュートを決め先制。31分にはゴール前、3番・伴武宏の短いパスを受けた12番・森田大喜がスペースの無い所でボールをコントロールし、足元から少し浮かせてキック。ふわりとした軌道を描きGKの頭上を越えていく技ありシュートを鮮やかに決めて2対0。

 40分には8番・萩原大揮からのパスを受けた7番・増田隆祐が、シュートコースが空いたと見るや中央から強烈なミドルシュート。ポストに当たり跳ね返りながらのゴールを決め3対0。三菱養和SCユース(B)が前半から一気に試合を決めにかかる。

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