後半に入り、都立狛江は前半同様10番・古林裕也が素早いドリブルと広い視野で突破をはかるも、これを三菱養和SCユース(B)の3番・伴武宏が上手くケア。少しプレーを遅らせるとすぐに周囲の選手が集まり囲ってボールを奪い、10番・古林裕也に仕事をさせない。

 すると60分、三菱養和SCユース(B)は7番・増田隆祐の右からのクロスを8番・萩原大揮が反応、強烈なシュートを放つ。都立狛江GKがこれを弾くファインセーブを見せるも、ボールが転がった先に詰めていた12番・森田大喜が再びシュート。ボールをゴールに放り込み、チーム4点目を奪った。

 その後はお互いに良い形で攻撃しチャンスは作るものの決めきれず試合終了。4対0で三菱養和SCユース(B)がその攻撃力の高さを見せつけた試合となった。

 都立狛江は攻守とも随所に良いプレーは見られたが、「あと一歩」が足りず、勿体無い印象。特に攻撃面では三菱養和SCユース(B)の選手が見せたゴールへの意思の強さを見せてほしい。最後まで諦めない姿勢や隙を狙う目は質の高いものを持っているだけに、期待がかかる。都立狛江のT4リーグはあと1戦、かえつ有明(B)戦を残すのみ。選手権予選に向けても悔いの無い戦いをしてほしい。