2得点の浦和南・直野椋太(右)

直野椋太が2発!浦和南が西武台を撃破!

 全国高校サッカー選手権大会埼玉予選準決勝第2試合のカードは名門対決となった。6年ぶり3回目の選手権出場を狙う西武台と15年ぶりの選手権を目指す全国大会優勝経験もある古豪・浦和南。一足早く決勝へと駒を進めた正智深谷との決勝を戦うのはどちらの高校となるのか。

 立ち上がりから走力と球際の強さでゲームを優位に進める浦和が早い時間に先制する。フィジカルを前面に押し出す2年生25番FW直野椋太がDFラインの裏に出たボールを追走する。相手DFが先にボールに追いつくが後ろから巧みに奪いGKと1対1を冷静に流し込んで早い時間にリードを奪う。

 失点後は西武台7番MF田中智也と11番丸山敦司のドリブル。10番FW山口のテクニックを生かし同点弾を狙うも浦和南のハイプレスに苦しめられシュートまで持ち込むことができず。対する浦和南は10番高窪健人と25番の直野椋太のパワーを生かしたシンプルな攻撃で相手陣地へと押し込んでいく。29分、浦和南の右からのCKをキッカー9番江原航平がファーサイドに蹴ったボールを頭一つ飛び出した4番CB出口智大がヘディングを叩きつける。GKに触られたがボールはゴールラインを超えゴール。前半2-0で折り返す。

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