4月2日に開幕したT4リーグ。4日は引き続き第1節、Aブロック1試合、Bブロック3試合の計4試合が駒沢補助競技場で行われた。1試合目に登場したのは、横河武蔵野FCユース(B)と本郷。満開の桜の中、初戦を飾るのはどちらのチームか。
序盤、本郷は豊富な運動量で横河武蔵野FCユース(B)を攻め立てる。
ボールをキープする選手に素早く寄せる本郷に対しやや攻めあぐんでいたように見えた横河武蔵野FCユース(B)も、縦パスが通るようになり、徐々に攻撃の形を作っていく。
試合が動いたのは30分。右サイドを駆け上がり中央に入ってきた森田幸紀(横河武蔵野FCユース)(B)が強烈なシュートを放ちゴール。1点を先制する。
黙っていられない本郷も試合終了間際左サイドを破りゴールに迫るもGKがセーブ。直後、横河武蔵野FCユース(B)のワンツーからのシュートもポストを直撃。お互いに攻めながら前半を終了する。
後半に入り、一進一退の攻防が続く中55分過ぎ、本郷は安原悠太が持ち込みゴール。同点に追いつく。
しかしその10分後、横河武蔵野FCユース(B)は、渡辺将矢の右サイドからの折り返しをゴール前に走り込んできた梅原陸が合わせゴールを決め、再度リード。直後、角井拓哉がDFを振り切り落ち着いてGKをかわすシュートを決めて追加点。さらに70分過ぎには本郷DFとGKの足が止まり、一瞬お見合いをするような形になった所を見逃さず佐藤恒太が飛び込みゴールを決め、4対1。立て続けの得点で試合を決定づける。
その後本郷はがむしゃらに攻めるも、運動量の落ちない横河武蔵野FCユース(B)にことごとく跳ね返され、万事休す。初戦を飾ることはできなかった。集中してプレーしていた時に見せていた動きはキレがあり見事だっただけに、力の入れどころ、抜きどころをうまくコントロールできるようしたい所。これからリーグ戦を戦う中で修正していくことだろう。
一方の横河武蔵野FCユース(B)はその力のコントロールが上手くできていたよう。本郷のボールへの意識が高いと見るや、じっくりと作っていく攻撃から時間をかけない攻撃に切り替え、うまく得点を重ねていった。試合巧者っぷりを今後も見せて行けるか注目だ。