秋元のゴールで先制した早稲田実業が淑徳巣鴨を退け2回戦進出
 4月9日、清瀬内山グラウンドにて平成29年度 関東高校サッカー大会 東京都予選1回戦、淑徳巣鴨早稲田実業の一戦が行われた。
 部員総勢で円陣を組み、気合を入れる早稲田実業に対して、「自信を持って行け」と監督から声をかけられる淑徳巣鴨イレブン。試合開始後、ボールを支配したのは早稲田実業。FW宮脇が中央でパスを受けると、ドリブルで交わし前線へ。左サイドを翔け上がってきたDF市橋がゴール前MF木下へ合わせるが、淑徳巣鴨DF大戸がこれをセーブ。一方、淑徳巣鴨はボールを受けても早稲田実業の早いプレッシャーからか、パスが繋がらず、中盤から攻め込めない。守る淑徳巣鴨に猛攻を仕掛ける早稲田実業は最終ラインからゲームを作っていく。
 そして、0-0で迎えた前半25分、早稲田実業はゴール前の攻防からDF秋元が頭で押し込み先制点を奪取。更に早稲田実業は攻勢をかけ右サイドFW宮脇がスルーパスを受けると中から駆け上がるMF高橋にパス。勢いのあるシュートを放つがこれは弾かれてしまいゴールならず。
 一方、なんとか凌いでいた淑徳巣鴨だったが、エンドがかわった後半14分に追加点を許してしまう。2点のビハインドとなった淑徳巣鴨は試合終了間際、GK西村がゴール前まであがり1点を取りに行こうとするも最後までゴールネットを揺らすことが出来ず試合終了。 2-0で勝利した早稲田実業が2回戦へとコマを進めた。一方、敗れはしたものの最後まで諦めない姿勢を見せた淑徳巣鴨にも観客からは大きな拍手が送られた。

(文・写真 新井恵)